2024.07.01
7月の誕生石について
7月の誕生石について
こんにちは。
本日は7月の誕生石をご紹介いたします。
7月は、暑さと共に夏本番の始まりを感じさせる月であり、さまざまなイベントや催し物がたくさん開催される月でもあります。
そんな7月の誕生石は「ルビー」と「スフェーン」の2石になります。
それでは、それぞれの誕生石について話していきます。
ルビー
ルビーはサファイアと同じ「コランダム(酸化アルミニウム)」という鉱物の赤色変種です。
■色
色は、赤い色をしています。
ルビーは赤色が鮮やかで、深く、均一であるほど評価が高く、最高品質のルビーは「ピジョン・ブラッド(鳩の血)」と呼ばれています。
■産地
産地はミャンマー(ビルマ)が最も有名で、高品質のルビーを産出します。特にモゴックという地域が知られています。
その他にも、タイやスリランカも知られており、近年ではモザンビーク、マダガスカル、ベトナムなどでも採掘されています。
■構成
構成は、先程も記載しましたがコランダム(酸化アルミニウム)が赤色変種したもので、モース硬度も9とダイヤモンドに次いで硬い鉱物です。
しかし、強い衝撃を受けると欠けたり割れたりすることもあり、他の宝石同様扱いには注意が必要です。
■処理
ルビーは、色や透明度を改善するため、様々な処理が行われることがあります。
・加熱処理:最も一般的な処理で、色を改善し、内包物を目立たなくするために行われます。
・拡散処理:表面に化学薬品を使って色を付ける方法で、長期的な効果が保証されないため、価値は低くなります。
・フラクチャー充填:亀裂や欠陥を埋めるためにガラスや樹脂を用いる方法です。
これらの処理をされているルビーは多く出回っており、当然、天然できれいな石ほど高値で取引がされています。
スフェーン
スフェーンは結晶の形がくさび状になるため、ギリシャ語で楔(くさび)を意味するスフェノスに由来しており、和名では楔石と呼ばれています。
■色
色は、黄色、緑色、茶色、オレンジ、灰色、黒色など多彩な色を有しており、特に黄色から緑色の石が多く出回っています。
■産地
スフェーンは世界各地で産出されています。特にカナダ、メキシコ、ブラジル、オーストリア、イタリア、パキスタン、マダガスカル、ロシアなどが主要な産地として知られています。
■特徴
スフェーンは硬度が低いため、衝撃や摩擦に弱く、割れや欠けに注意が必要で、慎重な取り扱いが求められます。
しかし、高い屈折率と光の分散のおかげで、美しい輝きと多彩な色を放つ、非常に美しい宝石でもあります。
■意味
スフェーンは18世紀末から19世紀初頭にかけて発見されました。
その頃は特に、チタニウムの供給源として産業用途としても利用されることがありますが、その美しい外観が評価され、現在では装飾品として使われることが多くなっています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
7月の誕生石では、ルビーの印象が強い方もいらっしゃるかもしれませんが、そのルビーにも負けないスフェーンも併せてご紹介させて頂きました。
ルビーは7月の誕生石であるとともに結婚40年目の「ルビー婚」の贈り物にも使われています。
結婚40周年の記念に、プレゼントされるのも素敵ですね。
また、スフェーンにおいても、光の反射や多色性によって大変見ていて飽きの来ない綺麗な宝石ですので、7月生まれの方はどちらにするか悩んでしまいそうですね。
Fruorでは誕生石リングにて「ルビー」をお選び頂くことが可能です。
是非、ご覧になって下さい。
スフェーンに関しては、まだFruor商品のラインナップにございませんが、今後スフェーンの良さを活かした商品をお出しできたらと考えております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Fruor