2024.04.23
ダイヤモンドの評価基準「4C」ってなに?
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ダイヤモンドの評価基準「4C」について
4月の誕生石でもあり、宝石の中で最も有名で、最もジュエリーに使われているダイヤモンド。
一言にダイヤモンドと言っても、価値は様々です。そこには、世界中で用いられている評価基準によるからです。
今回は、その評価基準の「4C」についてご紹介させて頂きます。
「4C」とは
ダイヤモンドはかつて、共通の評価基準がありませんでした。世界的に流通がはじまり、評価基準の「4C」が使われ出したことで、国際的な評価基準として浸透するようになります。
その「4C」とは、ダイヤモンドの評価項目「Carat」「Cut」「Color」「Clarity」の頭文字を取ってつけられたものです。
「Carat カラット」
Caratとは、ダイヤの重さのことで、1.0カラット(ct)は0.2gになります。そのダイヤの重さをもとに、通常小数点以下2桁または3桁で表記をされます。( ex. 0.29 0.112 )
大きいものほど希少性は高くなりますが、最終的な評価は、他の3項目との総合評価で価値が決まります。
つまり、どんなに大きくても他の評価が悪ければ、同じ大きさであっても価値が下がってしまいます。
「Cut カット」
Cutとは、ダイヤモンドのカット(研磨)に対する評価のことです。唯一人間の手によって評価が決定する項目でもあります。
ダイヤモンドは、正確でキレイなカットであるほど、光の反射が強く、美しい輝きを放ちます。
そのCutは、プロポーション(全体のバランス)、ポリッシュ(研磨の良し悪し)、シンメトリー(対称性)の3つの項目からExcellentを最高としPoorまで5段階で評価されます。
Excellentはさらに、「3EX H&C」「H&C EX」「Excellent」に分けて評価をされます。
ここに出てくる「3EX」とはトリプルエクセレントと呼ばれ、先程のプロポーション、ポリッシュ、シンメトリーの3項目で最高ランクが付いたダイヤモンドに付けられます。
また「H&C」はハートアンドキューピッドと呼ばれ、特殊な機材を使ってダイヤモンドを覗くと、上部からは矢の模様が、下部からはハートの模様が見られる珍しいダイヤモンドに付けられます。
「Color カラー」
Colorとは、ダイヤモンドの色についての評価のことです。
ダイヤモンドは、無色透明であるほど価値が高くなります。無色透明なダイヤモンドをを最高評価「D」とし、それ以降「Z」までの23段階で評価をされます。
ただし、あくまでダイヤモンドの評価であり、カラーダイヤモンドの評価基準とは異なります。
「Clarity クラリティ」
Clarityとは、ダイヤの透明度のことで、内包物や内外のキズの有無や数、大きさについての総合的な評価のことです。
自然でつくられるものだからこそ、内包物やキズが存在します。その内包物やキズが少なく、小さいダイヤほど高評価となります。
FL(フローレス)を最高評価にI3までの11段階で評価をされます。
その中のFLとIFに関しては、大変希少で、市場には滅多に出回る事がありません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
普段ジュエリーを身に着けている方であれば、ダイヤモンドに触れる機会もあるかと思います。
そのジュエリーに留められている小さいメレ石でも、もちろんこの評価基準によって評価がされます。
(※細かな鑑定をメレ石で取ることは稀です。鑑定には1石から費用が掛かり、商品にその価格が上乗せされてしまうからです。)
ぜひ、この機会にダイヤモンドを知り、好きになって頂ければ嬉しいですし、
今後の商品選びの際にも、お役立ち頂ければ幸いです。
Fruorでは多くの方にジュエリーを身に着けることを楽しんで頂きたいと思っており、メレ石でも輝きの多い、評価の高いダイヤモンドを使用しています。
確かなダイヤモンド仕入れ業者から、普段からダイヤモンドを見比べているスタッフが厳選しております。
ジュエリーは、アクセサリーとは違い高価になってしまうからこそ、長く楽しめる高品質な商品を心掛けております。
今後もFruorを宜しくお願いします。